症状・検査等
膣カンジダ症は、カンジダ真菌が原因で発症する病気です。カンジダはカビの一種で、もともと女性の膣内に常在しています。なので数が少なければ問題ありませんが、異常に増殖すると症状が現れます。
増殖の原因としては、セックスパートナーから移されたことや 宿主の抵抗力が落ちて暴れ出したことが挙げられます。潜伏期間は一定しておらず、抗生物質やステロイド剤の服用,妊娠,糖尿病などによって発症しやすいです。
女性の症状
主な症状
外陰部や腟のかゆみ/ヨーグルト状のおりものの増加/性器の炎症/性交痛/排尿障害
女性の症状ですが、性器から肛門にかけて我慢できないほどの痒みが生じ、同時にヨーグルト状の白いおりものがたくさん出ます。性器が赤くなり、熱を持った感じにもなります。
男性の症状
主な症状
亀頭のかゆみやただれ/亀頭に白いカスが出る/亀頭に小さな水泡/まれに尿道炎
男性の場合は、軽い排尿痛や痒みがあるだけなので気付きにくい性病です。
妊娠・出産への影響は、産道で赤ちゃんの口に感染することがあります。そして カンジダ性口内炎を起こして、口の中にミルクかすのようなものがたくさん付着します。抗真菌剤を塗れば治ります。
検査・治療
検査は、膣の分泌物を調べます。セックスによる感染が疑われるとされるときは、パートナーも一緒に検査すべきです。治療としては、膣剤を1週間から10日使用しますが、強い痒みがある場合は、抗真菌剤の入った軟膏を塗ります。
おりものが増えたりいつもと違った感じがする…ご不安な方はまずこの検査がおすすめ。綿棒でこするだけで簡単に検査できます。