ケジラミ症の症状

最近、急増!ケジラミ(毛じらみ)症ってどんな病気?

ケジラミ症ってどんな性病?

陰毛に毛じらみの卵が寄生した様子

ケジラミ症とはケジラミという吸血性昆虫に寄生されることで発症します。
主な寄生部位は陰毛です。
他にもアタマジラミやコロモジラミがありますが性感染症の原因となるのは「ケジラミ」という種類です。

 

ケジラミはうっすら茶色かかった白い虫で円形に近い形をしています。
体長はメスの成虫で1.0〜1.2mm、オスの成虫で0.8〜1.0mmで肉眼でみることができます。

 

多くは陰毛の根元にくっついていて血を吸っており、ぱっと見た感じはフケが付着しているようにしか見えません。

 

メスの成虫は交尾後に白色で光沢のある卵を30〜40個生み、卵は1週間ほどで孵化して成虫の寿命は約1ヶ月です。

 

ケジラミ症は1970年代頃から急激に増え、一時的に減りましたが、1990年以降、再び増え始めているので注意が必要です。

 

主な感染経路は性交渉

主な感染経路は陰毛同士の直接接触する性交渉です。
ケジラミは宿主から離脱すると生存期間は48時間以内と短く、1日に移動できる距離も10cm程度と短いのでほとんどが性交渉によるものです。
ごく稀に大衆浴場やプールの更衣室、家族でタオルや寝具を共有することで移ることもあります。
また母親と接触する機会の多い子供の場合には母子感染するケースもあります。

 

陰毛から陰毛へと感染する性感染症ですがコンドームを使用していても防ぐことができません。
不特定多数と性交渉を持てばそれだけ感染のリスクが高まるため、できるだけ性交渉は決まった相手とだけ持つことが望ましいです。

 

感染してから1〜2ヶ月ほど経過してから痒みなどの症状が起こります。
感染してしまった場合には過去1〜2ヶ月ほどの期間に性交渉を持った相手からの感染が疑われます。
パートナーと一緒に治療を行いましょう。


ケジラミ症の発生箇所と症状

ケジラミ症の発生箇所

ケジラミ症の発生箇所は陰毛部分です。
主な症状は強い痒みで、湿疹や赤みなどはでないことが多いです。
感染してから1ヶ月程度で痒みを感じるようになりますが、肌が敏感な人やアトピー体質の方の場合は数匹しかいない段階でも痒みを感じることがあるようです。

 

痒みが出る部分は陰毛が生えている周囲の女性器、陰茎などの外陰部及び肛門周辺の太ももの体毛などに寄生するためその周辺に痒みがでます。
ケジラミとアタマジラミは種類が違いますが、場合によっては毛髪、まつげ、まゆげに寄生することもあり、感染した場合にはお子さんを含めて家族全員で駆除が必要になります。

 

陰部の痒みを伴う性感染症はカンジダ症や細菌性膣炎など様々です。
性器周辺に強い痒みを感じたときには、まず陰毛の根元を虫眼鏡などを使ってよく調べてみてください。

 

男女の違いはあるの?

ケジラミ症に感染したあと、男女による症状の違いはありません。
しかし陰毛をケアしている人が多い女性に比べて広範囲に生えていることの多い男性のほうが、広範囲に渡ってケジラミが寄生しやすくなりますから痒みは強くでるでしょう。

 

またケジラミ症の症状に発疹などは起こりませんが強い痒みが出ることで掻きむしってしまい、その部分に細菌が入り込み炎症を起こしてしまうことがあります。

 

ケジラミ症は時間が経てば経つほどケジラミの数が増えていくため、かゆみの程度が強くなっていきます。

 

もしケジラミ症だと判明した場合には完治するまで性行為は控え、念のため下着、タオル、シーツなどは家族とも共有しないように気を付けてください。


ケジラミ症の病院での検査方法

ケジラミ症の検査は陰毛の付着物を採取し顕微鏡で確認して確認するというものです。

 

卵は0.1mmと小さいため肉眼ではフケのようにしか見えません。
成虫は1.2〜0.8mm程度あるため肉眼でも確認することができます。

 

普通、毎日入浴していれば陰毛にフケがびっしりついていることはないはずです。
ところがこの卵は陰毛の根元にセメント用物質で固定されているため、シャワーで流したりスポンジでゴシゴシこすっても簡単には洗い流すことができません。
このため陰毛の根元に白い点がいくつもついている場合にはケジラミの卵が疑われます。
自分でもよく見れば病院へ行かなくても見つけることができます。

 

成虫は移動するため見つけるのが難しいかもしれませんが卵は簡単に見つけることができるでしょう。

 

自分がケジラミ症か確信が持てない場合には…

付着物の量が少ない、成虫が見つからない、感染するような覚えがない。
パートナーがケジラミ症に感染していたものの、特に自覚症状がない。
性器に強い痒みが生じているけれども、ケジラミ症特有の付着物がない。
このように確信が持てない場合には婦人科、泌尿器科、皮膚科を受診して検査をしてみましょう。

 

付着物を採取して検査すれば顕微鏡で見るだけでケジラミかどうかは即日分かります。
他にも性器に痒みがでる性病は沢山あります。
確信が持てない場合には病院で検査を受けるのが良いでしょう。

 

検査の費用は痒み症状が出ている場合には保険が適用になります。
自覚症状がない場合には自費での検査のなります。
自費での検査になった場合の相場は自由診療初診料3000円を含めてトータルで6000円程度です。

ケジラミ症の治療法

ケジラミ症の最も簡単な治療法は剃毛です。
陰毛に卵を産み付け、成虫は陰毛にしがみついて血を吸うので陰毛を全て取り払ってしまえば一番手っ取り早く解決することができます。
陰毛を剃るだけで成虫と卵のほとんどを取り除くことができます。

 

ボディ用の清潔なカミソリを用意して、怪我をしないように慎重に毛を取り除きましょう。

 

剃毛はしたくない、剃毛に抵抗があるという場合にはドラッグストアで販売されているスミスリンシャンプーを使います。
ただしスミスリンシャンプーで駆除できるのは成虫だけです。
シラミ取り用のコームを使って陰毛から卵を取り除く作業が必要です。
陰毛に付着した卵をコームで取り除くのは至難の業ですがひとつひとつ取り除くしかありません。

 

ケジラミ症は再発しやすい

ケジラミ症は非常に再発しやすいので注意が必要です。
というのも、卵が1つ2つ残っているだけで再びその卵が孵化して成虫になり繁殖をはじめてしまうからです。
スミスリンシャンプーは卵に効果がないため取り除きが不十分だと駆除しても駆除しても何度もケジラミ症を繰り返してしまうことがあるのです。

 

このためシャンプーを使って駆除する場合には卵が孵化する期間を見込み、一度の駆除ではなく1ヶ月間程度繰り返し駆除する必要があります。
仮に陰毛を全て剃り落としてした場合でも剃り残しがあったり陰毛以外の体毛に逃げる可能性もありますから念のためシャンプーで駆除をしておくと安心です。

 

また、ケジラミが寝具や下着などに付着することもありますから駆除している期間はこまめに洗濯をして衛生的に保つようにしてください。


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