性病 自覚症状

性病は自覚症状が少ないので感染拡大が懸念

パートナーに移してしまうと悲劇を生む

日本では昔、性行為によって感染する病気、梅毒,淋病,軟性下疳,鼠径リンパ肉芽腫の4つを「性病」と言っていました。ただ、有効な抗生物質が発見されたり 衛生状態が良くなったことから、患者数はどんどん減少して、性病という言葉もほとんど聞かれなくなります。

 

ところが、HIV感染症やクラミジア感染症などの新しい病気が出現し、性病が世界的に注目されるようになりました。そして日本でも、STD(性感染症)の考えが定着し、現在では13〜14種類の病気を指しています。

 

さて、性病の恐ろしさは、自分でも気付きにくいことです。潜伏期間が長く、症状が出ない あるいは出てもわずかだからです。性病の潜伏期間は、ほとんどが数週間〜数か月、長いものだと数年〜十数年もし、数日で症状が出てくるものは少ないです。

 

そして、症状が軽いと病院に行かず放置してしまうことが多いので、性病と認識されることはありません。そうしたことから、知らないうちに自分が感染源となって 他人に移してしまい、どんどん病気を広めているかもしれないのです。愛している人に移してしまったという悲劇を生まないよう、注意したいものです。

性感染症は減少している

現在の日本では性感染症は減少傾向にあります。
性感染症は定点報告が義務付けられているので、厚生労働省はその数値を把握しており、毎年の患者数を発表しています。

 

その数値を元に見てみると、淋病は2002年が男性22000人、女性17000人だったものが、12年後の2014年には男性9800人、女性7700人のように半数以下に減少しています。
他にもクラミジアは2002年が男性18000人、女性25000人だったものが、2014年には男性12000人、女性13000人とこちらも大幅に減少しています。
その他、性器ヘルペス、尖圭コンジローマなども総じて減少傾向にあります。

 

ちなみに尖圭コンジローマは性器にイボができる病気ですが、これはパピローマウィルスに感染することで起こる性感染症で、パピローマウィルスには多数の種類があり、イボを作るものからガンを引き起こすものまであります。
このガンを引き起こすものが女性が感染すると子宮頸がんになると言われています。
注意したいのは尖圭コンジローマを引き起こすパピローマウィルスは子宮頸がんを引き起こすことはなく、逆も同じことが言えます。

 

パピローマウィルスに関しては予防接種があり、これらの接種が進むことで子宮頸がんも減少傾向に転じるものと思われます。

 

しかしすべての性病が減少しているわけではありません。
それは梅毒です。
梅毒は昔、遊郭などを中心にして感染が広がりましたが、その後収束していき、平成に入ったころには報告例はかなり少なくなっていました。
にも関わらずここ数年は男女ともに梅毒患者数が増加しているのです。


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